街中で気になるものを見つけましたので記事にしてみます。
実際にこの家の住人に聞いたわけではないので間違っている可能性もありますが、同様な事象が多々ありますので家を建てる際に気を付けていただければと思います。
一種換気でよくあることなのですが、吸気口と排気口が仲良く並んで施工されております。
タイプ的に、床下に設置する一種換気かと思われます。
両方とも排気または、吸気なら問題ないのですが、吸気と排気が並んでいるとショートサーキットという現象が起きます。
これは、排気した空気が、隣にある吸気口へ吸い込まれてしまいます。
あっているかは、わかりませんがイメージとしてこうなります。
日本では、このショートサーキットに関する法律や基準がありません。
そのため、並んでいても施工上は問題ありません。
しかし、せっかく排気した汚い空気を吸い込んでしまっては、本当の意味での換気ができているとは言えません。
病院等でも、吸気口と排気口が近いことでウイルスが蔓延してしまったなどという話もあるようです。
事例がなくても、排気した空気を吸い込んでいるのでは気分はあまりよくないですよね!?
これを防ぐためには、吸気口と排気口をなるべく離す、壁の面を分けるということが必要となります。
1種換気は、家の角に置かれることが多いかと思いますので、できる限り分けてつけましょう。
また、その時にできるだけ話すようにしましょう。
同一平面となる場合でもなるべく離すように設置し、空気の溜まるような場所には設置しない(へこんでいる箇所)ことを心がけましょう。
できれば、2m程度話すことをお勧めします。
実際に、排気を吸い込むか、吸い込まないかは、風量等の条件によって変わってきます。
正確にやるには、煙でもだして視覚的に見るかコンピューターシミュレーションで画面に映してもらうかしないとわからないです。
さすがにこれをやる人はいないと思いますので、なるべく離す、平面を分けるを意識して換気計画を立てるといいでしょう。
なにも言わないと、隣同士にされる可能性が高いので、ちょっと注意して確認してください。
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