持ち家にもいくつか種類があります。
選ぶ種類によって予定外の出費等もありますので注意してください。
解説するのは、以下のものです。
・新築マンション
・中古マンション
・建売住宅
・注文住宅
・中古住宅
では、一つずつ解説していこうかと思います。
1.新築マンション
新築マンションは、新聞広告のチラシに入ってくるものですね。現在、人件費、資材の高騰により非常に売り出し価格が高くなってしまい供給量は減少気味です。
マンションのメリットは、立地がいいところが多い、外側に面していない家だと断熱、気密がある程度いい、平面なので段差が少ない、一フロアで生活が完結する、防犯性が比較的高いというところです。
逆にデメリットは、建設完了前に購入しなければならないので内装当が不明な状態で契約しなければならい、同世帯の購入となるので年齢層、家族構成が周りと同じになりやすい、修繕積立金の支払いが一生ある、古くなると賃貸に貸し出す人が増えて運営に支障をきたす場合がある、などです。とくに、修繕積立金が年々上がる場合が多く、また築30年程度で行う大規模修繕時に追加で費用が発生することがあります。また、年齢層が同じ世帯が多いので、築50年程度以上の修繕を行えるのか(住居者が80歳等になる)がわからない点が怖いです。修繕をしないとあっという間にゴミ物件となってしまいます。
2.中古マンション
メリットとしては、価格が安い、周りの環境がわかる、内装は、フルリノベーションすれば最新のマンションと遜色なくなるという感じでしょうか。
デメリットとしては、前住居者が修繕積立金を払っていないと購入時に一括で支払う必要がある、外観等は、修繕が行われていないと築年数通りどころが共有部分の見えない部分が劣化している、1981年以前のマンションは耐震性能に不安というところでしょうか。耐震に関しては、できれば2000年以降のものが望ましいです。また、古いマンションですと、配管等の交換が考えられていない、電力容量が足りないということもありますので、購入前のリサーチが非常に重要になります。
3.建売住宅
建売住宅は、メリットは、安い、建築後の状態をみて入居できる、すぐ入居できる、間取りが一般的なので売るときに売りやすいというところです。
逆にデメリットは、耐震性能が低いことが多い、気密断熱が取れていないことが多い、断熱等級4をとれていなくても説明義務がないということです。特に、断熱等級についての説明がないので、大概暑くて寒い家となっている場合が高いですので、しっかりと見極める必要があります。その代わり、大多数の人に満足できるようになっているため個性的ではありませんが、いざ売るときには売りやすいというのが最大のメリットとなります。
4.注文住宅
注文住宅の最大のメリットは、自由度の高さです。お金さえあれば何でもできます。メリットは、ここで、このメリットを生かすも殺すも施主次第となります。ただし、ハウスメーカは、注文住宅となっておりますが、企画で認証をとっていたり、工場での加工の関係等があり完全なフルオーダーはできないことが多いので注意が必要です。
デメリットは、値段が高い、施主の勉強や建築会社を見る目が必要となるというところでしょうか。ちゃんとした家が欲しいなら、施主の勉強は絶対に必要です。すべてい建築会社任せにするならば、正直建売を買ったほうがよいかと思います。また、注文住宅は、特に一度住んだ瞬間に建物の価値が半分以下となってしまう可能性がありますので注意が必要です。
5.中古住宅
中古住宅のメリットは、建物価値が低く見積もられるので払った金額より良いものが手に入る可能性がある、注文住宅よりかなり安い、リノベーションの仕方にもよりますが固定資産税が安いということでしょうか。
デメリットは、古くなりすぎると住宅ローンが組めない、修繕が必要で下手をすると住宅の寿命が思ったより長くなかった等があります。特に、古い住宅の場合、雨漏り、シロアリ等の被害があって修繕に多額の修繕費がかかってしまい、立て直したほうがよかったなどという物件も存在します。また、断熱材の施工が怪しい、もしくは入っていないものも多く寒くて暑い家の可能性が高いです。現状、建売か、注文住宅かで値段の違いがほとんどないので、買うなら素材等にこだわって建てられている注文住宅がお勧めです。
個人的には、日本あまりいい建物が出回っていないので、持ち家とするならば断熱・気密がしっかりとれている注文住宅を建てるのがいいと思っております。そうでなければ、
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