家を作ろうとして住宅展示場に行くと鉄骨系と木質系の家があります。
RC系もありますがほとんどいないので今回は省略。
一般的なイメージとして
・鉄骨系は、丈夫だけど高い
・木質系は、弱いけど安い
というのがあるかと思います。
特に鉄骨系のハウスメーカーに行くとその辺りを強調されます。
ただし、これは、間違いです。
確かに、同じ大きさの鉄骨と木の柱を物質としてみた場合は、鉄骨の方が強いです。
ただし、家は、柱だけで作るものではありません。
壁や筋交い等ありますし、間取りなども強度に大きくかかわってきます。
木造でも、構造計算をしっかり行い必要な柱、補強壁を作れば鉄骨系に負けないものが出来上がります。
また、火災に関しても同様です。
全焼するような火災では、木造の方が避難させる時間を稼げます。
ただし、今の家は、家の内側は石膏ボード、外はサイディングなどで非常に燃えにくくなっております。
そのため、火災が起きても大きく燃え広がらずに一部屋だけで済むことも多いです。
現在の家での火災は、気密が高いために酸素が供給されないため燃え広がらずに終わるようです。そのかわり、相当な高温にはなるようですが…
それでも、石膏ボードや断熱材があるために骨組みまで直接熱が伝わるところは少ないです。
ようするに、何で作るかよりも、どうやって組み合わせるかで大きく変わってきます。
いくら鉄骨を使用してもずさんな工事、ずさんな設計をしてしまえばその強度は生かせません。
各メーカの口車に乗ることなくしっかりと見極めて建てましょう。
ただし、気密に関しては、圧倒的に木質系が強いです。
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