高気密高断熱住宅は、建築費が高いです。
我が家は、FPの家ですが、断熱材がFPパネルの値段が結構します。
高気密高断熱で有名な一条も同じような値段になります。
高気密高断熱を建てると建てる業者や基準にもよりますが坪70~100万以上になります。
我が家も、建築資材はなるべく安い部材を入れましたが、坪100万超えてます(笑)
まあ、遊んでいるところもありますので、実際は、坪的には80万~90万程度かと思いますが、それでも一般住宅よりだいぶ高いかと思います。
その代わりメリットも多くあります。
実際長い目で見ると安くなる要素も多々あります。
・光熱費が安い
・断熱材や躯体の劣化がすくない
・温熱環境が良いので体調を崩しにくい上に健康面でプラスとなる。
などがあります。
光熱費が安いといわれますが、これは使い方によります。使う場合のみの間欠冷暖房の場合あまり変わらない可能性があります。高気密高断熱住宅の威力を発揮するのは、現実的な光熱費で全館空調ができるということです。G2程度で、断熱性能の低い家の間欠冷暖房と同等の金額でできるということです。全館空調を行うことにより、ヒートショックの軽減や風邪をひきにくくなったりします。この辺りが大きなメリットになります。
高気密高断熱住宅の光熱費が安いは、あまり過信しないほうが良いです。もちろんHEAT20G3(Ua値0.3)を切る値にし、日射取得および日射遮蔽をしっかりすれば光熱費はかなり抑えることができますが、建築費はその分あがります。
もう一つの大きなメリットが、筐体の寿命が上がるということです。高気密高断熱住宅を作るには、高い技術力が求められます。(高気密高断熱をうたっているがしっかり気密の取れていない似非は除く)
技術力の高い工務店等で建築すれば、劣化の象徴として有名なグラスウールですら100年単位長持ちさせられます。のちろん、ここで使用するグラスウールは、高断熱用のグラスウールであり、袋入りではありません。このような施工ができる工務店等で建築すれば、筐体も適切に加工、施工、湿度管理がされるため長持ちします。そのため、家自体が傷まず、少ない金額のリフォームで死ぬまで住み続けられます。安い家を建てると隙間風等から劣化し30年の寿命となる場合があります。坪30万の家をに買い建てた上に、リフォーム等も行わないといけない家と、高気密高断熱住宅で坪80万でリフォーム最小の家だとトータルコストが後者のほうが下がる上に、健康寿命を延ばせ、快適に生活することができます。
コストとのバランスはもちろんありますが、一生という単位でみれば、高気密高断熱住宅は高い買い物というわけでもありません。この辺りをよく考えずに、安易に高気密高断熱住宅は、高いからと避けてしまうのは非常にもったいないことだと思います。
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