「エアコン一台で家中暖まります」というフレーズは、聞いたことがあるかと思います。
実際、高気密高断熱住宅にし暖房であれば10畳以下のエアコンで全館空調することも可能です。
高気密高断熱住宅では、24時間冷暖房を入れっぱなしにするので換気や壁から失われるエネルギーを補うだけで問題なため大容量のエアコンは必要ありません。
エアコンの畳数表示は、ほぼ無断熱、隙間の多い木造建築で算出しております。
そのため、現在の家にそのまま当てはめると過大能力となります。
我が家では、夏はエアコン一台、冬は床暖房とエアコンで暖房しております。
冬もたぶんエアコン一台で行けると思いますが、床暖の気持ちよさを知ってしまうと戻れないですね。
あと、吹き抜け2階設置のためエアコンのみですと一階の隅が寒くなってしまいます…
エアコンは、14畳タイプを使用してます。
エアコン一台で暮らし方や、設置位置に工夫が必要ですが特段不便はありません。
床暖を入れない場合には、暖房用に一階または床下エアコンは導入したほうがいいですね。
温かい空気は上に行きますし、冷たい空気は下に行きますので、吹き抜けがあったも上下に2台は必要です。
エアコンの選び方
・効率の良いものを選ぶ
24時間エアコンは使用します。エアコンを入れなくてよい時期はほとんどないので、効率が良いものを選びましょう。また、設置台数が少なくて済むので、一台に掛けられる値段も増えます。
・関東以南でも寒冷地タイプを選ぶ
寒冷地タイプの方が寒い日の暖房能力が強いです。また、霜鳥運転が少ない、またはない運転をすることができるようになっております。目安としては、東北電力推奨エアコンです。なお、室外機にヒーター設置で氷を解かすような仕組みがあるものは、過剰スペックになります。これらは、北海道電力推奨エアコンにはよく搭載されております。
・暑さに強いものを選ぶ
関東では夏40度を超えるような日もあります。また直射日光が当たると60度を超えますので、暑さに強い機種を選びましょう。
・センサーは不要
センサーで人のいるところを見分ける機能等がありますが不要です。基本的に部屋全体の温度が均一になる上に、センサーの届かないところに人が移動することも多いためセンサーが活躍する場面が非常に少ないです。値段が高くなるうえに壊れやすくなるのでやめましょう。
・お掃除機能は不要
お掃除機能もいりません。ただし、上記で上げたような機種を選ぶと大概もれなくついてきます。どこか、高気密高断熱用のエアコンでお掃除機能なしのエアコン出してくれないかな…
・再熱除湿はできればあった方がよい
梅雨時期の活躍となりますが、再熱除湿機能はあった方がよいでしょう。エアコン二台あるならば、一台暖房、一台除湿として疑似再熱除湿をすることも可能です。このような場合は不要ですね。
・できれば、6畳または、14畳(200Vタイプ)から選ぶ
効率的には、この二機種がよいです。ほかにもありますが、松尾設計事務所の動画をご覧ください。
これらを踏まえていくと個人的なお勧めは、富士通ゼネラルの最上位機種の14畳タイプですね。
値段も安めです。
エアコンは、すでに性能限界に近いところまで性能が上がってきており新機種になってもそんなに効率等は変わりません。
型落ちを狙うのがお勧めです。
新築時は、ハウスメーカーや工務店に仕入れの時期の調整や型落ち品を探してもらうと安くできるかもしれません。
最後に、どの機種を買ってもフィルターのお手入れ場こまめにやりましょう。
カビをまき散らしていたら全くもって意味がありません。
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