一般的に24時間換気システムは、1種換気と3種換気を採用すると思います。
2種換気も一応売っている。
換気目的ではなく全館冷房の真似をしたくて取り付けたので種類は少ないですがあります。
あまり意味がなかったですが…(そのうちブログに上げます)
いくつかブログを見ていて勘違いされている方がいるようなので換気についてあげておきます。
簡単に書くと
1種換気
・給気と排気を両方ともファンで行う
3種
・排気だけファンを使う
となります。
ちなみに、計画換気を計画通りにやろうと思ったら3種の方が技術がいります。
ダクトの1種はそれなりにダクトを入れられれば計画換気は難しくありません。
※問題は、ちゃんとダクト施工できない会社が多くあること…
1種のイメージは、
快適そう、空気清浄機がいらない、掃除が大変、高い、ダクトの汚れが気になる
3種のイメージ
寒いそう、掃除が楽、安い
というのが私が見てきた中で書いてあったイメージで多かったように思います。
まず、一種ですが、
全熱換気などを採用しても真冬ですと吹き出し口は寒いです。
熱交換90%をうたっていても、室内温度20度、室外温度0度ですと出てくる温度は、18度。
これならば寒く感じないと思われるでしょうが、90%で交換できるのはごく一部の条件だけです。
また、トイレやお風呂は別換気が一般的ですので、これらが排気したものを補うと70%以下となってきます。
室内温度20度で室外0度の同条件とすると出てくる空気は、14度となります。
これは、直接体に当てると冷たく感じられます。
部屋の空気の出口は、しっかりと人に当たらないように設置することが重要です。
空気清浄機がいらない
これも当たっているような当たっていないような感じです。
まず、換気で取り除けるのは、換気で給気した空気のみです。
家の中の汚れた空気(玄関から入ってきた花粉等)は、取り除けません。
また、換気システムのフィルターの性能によります。
気になる場合は、別個に給気口から換気システムの間に空気清浄機を取り付ける必要があります。
掃除が大変
正直掃除する場所は、一か所なので楽ではないかと思います。
ダクトの汚れが気になる
これは、空気清浄機やちゃんとしたフィルターを付けて、換気システムを止めなければ問題にならないと思います。
ただし、実証していないので、10年後ぐらいにどうなったか上げてみたいと思います。
次に3種
掃除が楽
これは、間違いです。
3種の各部屋についている給気口は、半年に一回以上に掃除が必要です。
なかにフィルターが入っている場合は、ちゃんと取り換えるか洗えるものならば洗いましょう
また、フィルターを良いものにすれば花粉等はしっかりとってくれます。
各部屋にあり場所も変なところについてるところもあるので、これを一個、一個掃除するのは結構手間です。
寒いそう
確かに給気口のすぐそばは寒いです。
ただし、ちゃんと断熱気密がとれていれば、部屋が暖かいのでよほど寒い地域以外は、1mも離れれば気になりません。
給気口の位置にだけきをつければ快適です。
設置費用は、間違いなく3種の方が安いです。
運転コストは、1種も3種もそんなに変わりません。
どちらも数十Wです。
どちらも、ちゃんと設計し、手入れをしないと快適にはならないので、そのあたりも考慮して進めていただければと思います。
そのうちもう少し詳しいのをアップします。
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