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高気密高断熱住宅に適した加湿器(2021年版)

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加湿器 湿度管理

お越しくださいましてありがとうございます。最初にこちらを一読願います。ブログの目的とリンク集となっております。

乾燥が気になる時期となってきました。

我が家の温度、湿度計で測定しておりますが、外気は絶対湿度で4g/m^3を切るような日も出てきました。

我が家でも10月下旬から加湿器が活躍しております。

昨年は、コロナの影響で加湿器が急速に売れておりましたが、今年はそこまででもないようです。

1.加湿の必要性

・手荒れや肌荒れの防止、抑制

・のどや鼻の粘膜の保護

・インフルエンザウィルスや風邪ウィルス等の低減・増殖防止

・静電気の防止

・体感温度の上昇

湿度を上げることによって風邪などの予防、不快感の解消、設定温度の減少による省エネなどが期待できます。

2.加湿の目安をどうするか

個人的な体感ですが、相対湿度で40%を下回ってくると鼻などが痛くなってくるような気がします。

30%以下になるとちょっと辛いので、個人的には相対湿度40%以上が目標となってきます。

逆に70%を超えるとジメジメし感じがしてきますね。これは、あくまでも体感なので、個人によってだいぶ異なるでしょう。

では、一般的にはどの程度がよいのでしょうか。

湿度◯◯%で健康への影響に注意!加湿器を使う目安は?
湿度が下がると、口や鼻などの粘膜が乾燥することで、防御機能が低下します。ウィルスなどは動きが活発化するため、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなるのです。どれぐらい乾燥すると健康に影響が生じるのか?加湿器を使い始める湿度の目安をご紹介します。

天気関係で有名なウェザーニュースのサイトによれば人が快適に過ごせる範囲は、相対湿度で40~60%程度だそうです。

また、この間であれば、ウイルス、バクテリア、カビダニ、呼吸感染なども低くなっております。

また、別の資料によるとインフルエンザウィルスは、絶対湿度で11~13g/m^3以上で増殖がかなり抑制されるようですが、7g/m^3を下回ると増殖していくようです。

https://www.aandd.co.jp/pdf_storage/tech_doc/sp/t_volumetric_humidity_210120a.pdf

これらのことより相対湿度50%、絶対湿度で10g/m^3程度を一つの目安とするのがよいのではないかと思います。

大体ですが、室温24度の時の相対湿度50%が絶対湿度9.7g/m^3となるので、室温湿度ともこの辺りが快適かと思います。

どの程度の容量が必要か

こらは、完全に家全体の大きさと気密によるかと思います。

換気が一時間に1/2の空気量を入れ替えます。

単純に考えるとこの換気で失われた水蒸気量を入れ替えればいいのです。

気密が0、外気0度で相対湿度20%程度、建坪30坪、部屋の高さ2.7mとします。

目標絶対湿度を10g/m^3とすると1m^3の空気を入れ替えた場合失われる水蒸気量は、

10-1=9

となります。

次に一時間に交換される空気量を計算します。

30×3.3=99m^2(坪から平方メートルへ変換)

99×2.7=267.3m^3(家全体の体積)

換気は、一時間当たり1/2入れ替えられておりますので、換気される容量は、

267.3÷2=133.65m^3

となります。

これより必要な容量は、

133.65×9=1,202.85g(ml)

となります。

突然mmlが出てきましたが、加湿器の表記がml/hという記載が多いためです。

厳密には、4度のとき水1g=1mlとなりますが、基本的に 1g=1ml だけ覚えておけば大丈夫です。

ロス等考えると大雑把に、家の体積の半分を10倍した値の加湿能力があればよいことになります。

換気が、全熱換気を採用している時には、湿度の改修等もありますので7倍程度でも問題ない場合が多いと思いますが、大きくてももんだありませんので単純に10倍で良いかと思います。

ぎりぎりの容量を買うと常にフルパワーでうるさくなります。

加湿器の種類

加湿器の加湿方法は大まかに3つに分かれます。

・気化式

・スチーム式

・超音波式

詳細は、以下のダイニチのサイト等を参照していただければと思います。

加湿器 | 製品情報 | ダイニチ工業株式会社
24年最新の加湿器をご紹介。ダイニチ加湿器は日本製・本体3年保証。静音性が特徴で、設定した湿度に沿って自動運転します。累計生産台数380万台。お部屋の広さやお好みに合った製品をお選びいただけます。

簡単にメリットデメリットを記載します。

・気化式 <メリット> ・電気代が安い ・排出口の温度が吸い込んだ空気より若干低い程度で安全である。 ・容量の選択肢が多い ・過加湿になりにくい <デメリット> ・大きい ・加湿速度が遅い ・ 排出口の温度が 吸い込んだ空気より若干低い ので冷たく感じる ・掃除が大変 ・ある程度室温が高くないと加湿できない ・スチーム式

<メリット>

・室温が低くても使用可能

・雑菌が繁殖しずらい

・掃除が比較的簡単

・加湿速度が速い

<デメリット>

・電気代が高い

・排出口の温度が高い

・容量が小さい

・過加湿になりやすい

・超音波式

<メリット>

・おしゃれなものが多い

・小型のものが多く気軽における

・アロマオイル等と組み合わせらるものもある

・大型のものもある

<デメリット>

・水蒸気の粒が大きいので加湿器周辺が湿りやすい

・雑菌が繁殖しやすい

・掃除がしにくい

基本的に、高気密高断熱住宅でお勧めするものは、気化式となります。

お勧めの加湿器

ダイニチHDシリーズ(HD-154,184,244)

少し大きいですが、壁につけることができるのでお勧めです。

トレーが毎年交換することができ、また、タンクの水にAgアタッチメントを付けられるのも高評価です。

ただし、同じHDシリーズでも1500F等は、トレーが交換できるタイプではなさそうなのでお勧めできません。

もう少し小さいのとなると

同じくダイニチのLX-1021となります。

同じシリーズで LX-1221もありますが、気化式となるeco運転時の加湿能力は同等なので買う必要がありません。

ちなみに、昨年モデルとあまり差が無いようですので安く昨年度モデルを手に入れられるのであればそちらがお勧めです。

気化式では、ほかにPanasonic等もありますので気に入った方を購入すれば問題ないかと思います。

ただし、純粋な気化式というものは少なく、温風を当てるハイブリッド式が多いため加湿能力が温風を当てたときのものとなっている場合があるので、よく説明資料を読んで必要な加湿能力を確認する必要があります。

ちなみに我が家は、HD-244一台で乗り切っております。

なお、昨年の記事はこちらへ

昨年の方が計算式をしっかりと記載しました。

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