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地震と耐震と制振

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耐震 耐震対策

お越しくださいましてありがとうございます。最初にこちらを一読願います。ブログの目的とリンク集となっております。

今更ですが、14日に大きな地震がありました。

みなさま無事でしたでしょうか。

地震が起こるたびに気になる方が増えるのが、制振、耐震、免振です。

免振は、特殊でできる工務店、ハウスメーカが少ないので説明を省略します。

制振をつけた方がよいのかどうかというのは、悩むところだと思います。

私の結論は、余裕があるのであればつけた方がよいとなります。

ちなみに我が家では、採用しておりません。

余裕があればというのは、まず最低限以下の条件をクリアしてからつけるべきです。

・耐震等級3(構造計算をすること)

・HEAT20G2以上の断熱性能

・C値1以下

まず、耐震等級3が必要である理由からです。

耐震等級3は、どんな地震でも間違いなく人命を守ってくれるからです。

地震には、いろいろなタイプがあり地震波の波長により壊れやすい建物が変わってきます。

また、震源の深さや地質によって揺れ方は様々です。

これらに対応できるのは、丈夫な金具で固定された柱や壁でできた家となります。

制振機構は、あくまでも設備であり、どんな地震にも対応できるかは未知数です。

知られている地震派を模擬して効果があることはわかっておりますが、次に来る地震に果たして効果があるかは、未知数です。

効果はもちろん0ではありませんが過信するのは問題外です。

そのため耐震等級1や2の家に制振をつけるのはお勧めできません。

しっかりと耐震等級を3にしてから考えましょう。

熊本地震を見る限り震度7が二回でも耐震等級3の家ならほぼ無傷で対応できます。

もちろん、波長や揺れ方が変わりますので絶対ではありませんが、耐震等級3の効果は非常に高いです。

次に、HEAT20G2以上の断熱性能やC値1以下の理由です。

これは、建物を長持ちさせるためと、震災後の停電時に快適に暮らせるかどうかという理由からです。

どんなにいい制振装置をつけたところで、壁内結露等によって壁や柱がボロボロになってしまっては効果を望めません。

壁内結露を防ぐためにも丁寧な施工とある程度の断熱、気密が必要となります。

また、耐震等級3であれば基本避難所に行かなくても生活ができます。

その時に断熱気密が力を発揮します。

高断熱高気密の家は、一度温めてしまえば長時間温度を保てます。

停電時にたとえ外が寒くなっても家の中は、それなりに温かいということになります。

このため、家を丈夫にし高気密高断熱にするというのは一セットになります。

このようなことから、耐震等級3、高気密高断熱にしたうえでまだやりたいのであれば制振を導入するとよいと思います。

制振を入れることにより繰り返しの地震に置いて家の劣化を防ぎます。

どんなに丈夫に作っても震度7が複数回くれば、留め具が緩んだりビスが緩んだりしてきます。

これらを防ぐのが制振機構になります。

ちゃんと機能すれば、何度来ても耐震等級3を維持することができます。

いかがでしたでしょうか。

制振を行うのは問題ありませんが、お金をかける順番を間違えないようにしましょう。

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